ウェイヴ

　　　　　　ウェイヴ



実話に基づいた独裁をテーマにした映画。
正直、おもしろかった！！！
『独裁』という響きだけでレンタルして良かったよ。

教師が生徒達に独裁というものを、実際に体験させて学ばせようとするお話ですが。
はじめは皆軽い気持ちだったのだと思います。
どこで歯車が狂いだしたかなんて、この独裁に陶酔してる彼らには分からない。


先生を○○様と敬意を表し、同じ服装で身を包む。　もうこの時点で団結力はかなり芽生えてます。独裁も成功です。
人とは誰かと同じことをしていれば安心するし、リーダーの命に従い動けば自分はこのグループの為に貢献できているのだと喜びに陶酔する。
よく考えれば怖い事ですな。

皆とちょっとズレている人間ははじかれ、排除を望みイジメを生み出します。
良い事も悪い事も、集団で行えば罪の意識も感じず怖い事とも思わない。
私はそんな人間の心理を伝えようとしてる作品だと思いました。
協調性が皆無な私でも、きっとこんな授業で周りには同じ考えと服装の仲間達がいたらきっと楽しいんだろうなぁ〜なんて事も思っちゃったし！

たった５日間で生徒達の心を掴み暴走させていく先生すげぇ。
大量の人間を巻き込み気付いた時には、信教者すでに制御不能！！！
ラストシーン（↑の写真の時）は結構衝撃あります。

ドイツ映画ってとこも、この映画でのおもしろいとこっす。